アライ
最近社会人のデザイナーになって4年目になりました。アイディアを出すプロセスがまとまってきたので、自分のためにもアイディアの出し方をまとめておこうかなと思います。
学生の頃は、好きなように自分の世界観を打ち出したデザインをすることが多かったと思います。
しかし、社会人になるとクライアントがいて、クライアントの要望に沿ったデザインを提案しなければなりません。なので、アイディア出しというのがとても大切になってきます。
私なりのデザインアイディアの出し方
アイディアの出し方
アライ
・リサーチをする
・視点を変えて考える
言葉から考える

言葉から連想するアイディアの出し方です。言葉というのは、いろんな角度から見ることができます。「暑い」という言葉だったら、夏、炎天下、火、高熱、厚着、砂漠…のように関連する言葉をいろんな角度から考えることでアイディアを広げる手助けになるんです。
私はこの言葉からアイディアを広げるときに連想類語辞典というサイトを使っています。
アイディアを広げること以外にも「良い言葉の言い回しがないかなぁ」とコンセプトや文章に悩んだ時なんかに使っています。
リサーチをする

リサーチは結構大切なんです。情報収集にもなりますし、デザインのヒントを得れたりするのでアイディアを考える上で必ずやったほうがいいです。
例えばオレンジジュースのパッケージデザインをするとします。

まずは、いろんなオレンジジュースのパッケージデザインを収集、リサーチします。すると、みんなが思うオレンジジュースのデザインが理解できます。
ロゴ、背景の色、アイコンなどの表現方法を分析することで、オレンジジュースらしい顔つきのデザインを知ることが出来ます。それを踏まえた上でアイディア出しをすると的を得たアイディアが出やすくなるかなと思います。
そして、競合を調べることにもなるので他社が出している商品の分析にもつながります。
ただ、集めたデザインに引っ張られすぎてデザインが似過ぎてしまうことがあるので注意したほうがいいです。
デザインが好きな方はご存知かと思いますが、デザインをリサーチする際はPinterestを使うと効率的にデザインの参考画像が集められます。
私が学生時代の時からお世話になっているサイトです。アプリもあるので興味のある方は見てみて下さいください。
視点を変えて考える

私が社会人一年目の時、鳥の視点、虫の視点、魚の視点で考えてみろと教えてもらいました。ちなみにこの視点というのは、物理的な視点のことです。
例えばリンゴジュースのデザインをするとします。

鳥の視点

鳥の視点は俯瞰になって全体を見ることになるので、視点が上からになったり、距離が離れてリンゴを中央にポツンと置いたような余白を活かしたデザインになります。
虫の視点

虫の視点はリンゴに寄った視点、下から煽りの視点で見ることになるのでリンゴが堂々とした佇まいのデザインになります。
魚の視点

魚の視点はその中に入ってみるということになります。なので、リンゴの果汁や断面を取り入れた美味しさを強調したり、その世界観を表現したようなデザインになったりします。
このように視点を変えるだけで良いアイディアが浮かんでくるので、オススメの方法です。
あとは思いついた頭の中のイメージを紙に描き出してイメージを形にするだけです。部分的にでもいいので、とりあえず描き出して形にしてみるというのが大切です。
オススメの本
アライ
アイディアの作り方 ジェームス・Wヤング著

アイディアの出し方の教科書といっても過言ではありません。アイディアの出し方を知りたいならまずこの本を読むといいですよ。
ページ数も実質50ページくらいしかないので、早いひとであれば 読むのに1時間かからないので気なる方は是非読んでみて下さい!
ロゴデザインのロジック

有名なロゴデザインをロジカルに理解することが出来るオススメの本です!
「なぜこの色なのか」「どうしてこの形になったのか」というようなロゴデザインが出来た背景を知ることが出来るので、自分がアイディアを出す際の参考になります。
まとめ
アライ
アイディアをアウトプットする際は「一言で伝わるデザイン」を意識するといいデザインが出来るのでオススメですよ。
自分なりのアイディアの出し方を見つけるきっかけになれば幸いです。
おわり